PMP(Project Management Professional)は、米国に本部を置くプロジェクトマネージャーの業界団体 PMI が認定する、プロジェクト・マネージメント・プロフェッショナルの国際認定資格です。
私たちのメンバーは、IT開発経験が豊富で、学生時代からWebやITシステムの開発に携わってきている者も多くいます。メンバー自身でプログラムを担当するプロジェクトもあれば、要求定義・要件定義のみの場合もありますし、プロジェクトマネージメントを担当する場合もあります。案件に応じて、適切なポジションに担当者をアサインします。また、リソースが足りない場合には信頼できるリソース・ネットワークから担当者を調達してチーム編成します。
プロジェクトを成功させ、安定させるために重要なのが、チーム内での「共通言語」を持つことです。ここで言う言語とは、日本語や中国語、英語という意味ではありません。オフショア開発では「英語」を共通言語とする必要がある場合も多いですが、ここではその意味を超えて、チーム内が無意識に別の「言語」を話している可能性を低減する意味での「共通言語です」
例えば、ITプロジェクトの開発手法として「ウォーターフォール」型ではなく「アジャイル」型を採用する企業が増えていますが、「アジャイル」の定義を一位に定義・共有しないと、事業会社側(クライアント側)にアジャイル型開発の許可を得られない場合もあります。実際に私たちも「アジャイルのような不安定な開発手法を採用することはできません」と過去にクライアントから言われることは日常茶飯事です。
こんな時は「不安定な開発手法」と考えているクライアント側上級マネジメント層に向けて、アジャイル(特に弊社の場合「スクラム」)の良さを丁寧に説明します。パワーポイントでの説明だけでは不十分な場合は、ワークショップを実施する事もあります。そういった取り組みを通して、プロジェクトに関わる「共通言語」を共有していきます。
なお弊社では「スクラム開発」「リーン開発」「アジャイル開発」の違いをご説明する際、下記のような「業界標準」書籍を参考・引用します。
「共通言語」が問題となるのは、前述した開発手法の話だけではありません。「WBS」「プロダクトオーナー」「ファシリテーター」「マイルストン」「クリティカルパス」「ステークホルダー」「PMO」・・・などなど、プロジェクトマネジメントで出てくる言葉にはカタカナ言葉が多く、クライアントと開発チームで理解が共有できていないケースが多くあります。また、下記のような疑問を解決するための「先人の知恵」が知りたい・・・というケースもあるでしょう。
共通言語の問題や、プロジェクトマネジメントについての集合知がまとまった、全995ページにも及ぶ便利な書籍。経典ともいうべきが「PMBOK(ピンボック)ガイド」です。PMBOKガイドは、米国に本部を置くPMI(Project Management Institute)が発行するプロジェクトマネジメントの知識体系を説明する書籍で、日本語を含む多国語版が存在します。Amazon等の書店で購入できるほか、PMI会員(有料)になればPDF版をダウンロードすることができます。
この表は、PMBOKガイドがどのような体系でまとめられているかを表したものです。PM知識エリアとして、統合〜ステークホルダまで10の知識エリアについて、各フェイズ(PMプロセス群:立ち上げ〜集結)で必要となるプロセスについて、必要となるドキュメントやツール・技法などについてまとめられていることがわかります。
PMP(Project Management Professional)は、米国に本部を置くプロジェクトマネージャーの業界団体 PMI が認定する、プロジェクト・マネージメント・プロフェッショナルの国際認定資格です。「PMP」と呼ばれるには、大学卒業資格を持つ人の場合で4500時間以上のプロジェクト指揮・監督経験と3年以上のプロジェクト経験が必要とされます。加えてPMBOKの理解度を測る筆記試験に合格する必要があります。また3年おきに資格更新が必要で、更新の際にも厳しい基準が設けられています。
弊社がIT開発プロジェクトを受注する際は、必ずPMP資格者をリードPMにアサインします。また、IT開発プロジェクト全体の受託だけでなく、スポットでのPMPリソースの提供も行っています。
信頼できるITパートナーに開発プロジェクトのすべてを発注したい。既存プロジェクトの一部を安心して任せられるPMが必要だ。そのような希望・悩みを、お気軽にご相談ください。